
【特長&チート能力】 ●全世界に存在するドラゴンのバトルロイヤルで優勝している史上最強のドラゴン。肉体および体表の耐久力・防御力は、あらゆる生物の頂点に君臨する。 ●天候を操り強烈な竜巻を複数発生させ、自在に制御できる。 |
『第四章 ドラゴンVS恐竜』引用 4.2 金龍ハイエスト そのドラゴンの名は『ハイエスト』という。 見た目は西洋の伝記などに登場するモンスター系のドラゴンで、手足に加え大きな蝙蝠の翼により飛行する。胴体が長くて翼が無い、東洋の伝記などに登場するタイプの神聖な龍とはまったく異なる。 このドラゴンは、全身が金色に輝く鱗で覆われているため金龍と俗称される。名はハイエスト。文字通り、最高峰のドラゴンに授けられる称号だ。 ドラゴンが存在する異世界群において、最強のドラゴンを決める決闘が、20年毎に人知れず行われる。およそ100頭の我こそは最強と豪語するドラゴンが、どこからともなくさまざまな世界から集結し、最強の王者を決めるため命とプライドを懸け闘うのだ。 王を決めるためのルールは特にない。全てのドラゴンが瀕死になるまで闘い、最後まで勝ち残れば王になる。漁夫の利を狙う浅知恵だけで勝ち残れるほど甘くはない。苛酷で峻烈な決闘であり、真の強さが要求される。 ドラゴンの知能は人間に勝るとも劣らない。そして、ドラゴンには、異世界同士をつなぐ次元の亀裂を本能的に見つける能力があり、その能力によって一つの場所に集結すると考えられているが、多くは謎だ。 バトルロイヤル形式の乱闘により、勝ち残った一頭のドラゴンの全身が、龍族の魔法か何かの力によって金色に変わり、金龍に変化することで最強の座を証明している唯一無二の存在。与えられる称号は、常に『ハイエスト』。20年毎に最強の座は入れ替わる。 ハイエストの主な武器は、口から放射する火炎のブレスと、頭部2本の角から放電する雷撃だ。 守りの面において、体表の頑丈さはあらゆる生物の中でも最高峰、金色の鱗は一般的な刀剣で傷つけることは不可能、並みの破壊力のライフル、バズーカ、ミサイルすらも全く無傷で防御してしまうほど強靭だ。 それでいて耐熱性、耐寒性が高く、毒に対する耐性もある。魔法攻撃の威力を低下させる龍族独自の護身術——呪術や魔法の一種と思われる——が全身に施され、鉄壁の守りを発揮する。 もはや、弱点を特定するほうが困難だ。 |