『傀儡師の女王』猫型獣人ニャン・ニーニャ

【特長&チート能力】
●敵に近寄るだけで、敵の戦闘意欲を限りなく減退させる。つまり、敵としてほとんど警戒されない。
●洗脳魔法、幻覚魔法に優れる。洗脳が完了すると、相手の思考をテレパシーのように聞き取ることが可能になる。洗脳相手の三大欲求(睡眠欲、食欲、性欲)をコントロールすることができる。

『第五十四章 勇者VS獣人』引用

54.10 猫型獣人ニャン・ニーニャ
 
 猫型獣人ニャン・ニーニャは、異世界出身のネコ耳メイドである。18歳、うら若き乙女。
 
 常時人型形態であり、四本足の化け猫に変身することはできない。それでも四つん這いで疾走し、猫のようにしなやかな肢体で俊敏に行動することも可能だ。
 
 とても呑気な性格で、優勝を目指してがんばるというタイプではない。
 マインドコントロール能力が特別優れていることは本人も自覚しており、大会運営から参加の打診があった時に、軽いノリで出場を決めた。
 
 そんなわけで、優勝した時の望みは、もしそうなったらその時考えるという程度のことなのだ。
 
 彼女の住む異世界は、ラノベでよく見る典型的な中世欧州風景のファンタジーワールドだ。人間、デミ・ヒューマン、獣人、怪物、魔物などが共存する文化、魔法が使える文明だ。
 
 彼女の能力はありふれたものと思われがちだが、幾多の国を次々に破滅させた魔王を、いともあっさり洗脳し撃退した過去がある。
 本人は旅行気分で戦場に訪れ、旅の思い出作りくらいの勢いで魔王軍を瓦解させたのだから、その凄さがたやすく想像できる。
 
 本人は嫌っているのだが、彼女の活躍を知る者たちのあいだで呼ぶ『傀儡師の女王』という異名があるくらいだ。
 
 ふだんは異世界のメイド喫茶で働いている。

第三十二章 主人公VSメイド


第五十四章 勇者VS獣人


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